書きたいこと

書きたいことを書いたり書かなかったりします

番人と1200万と火薬

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皆さんは、このカードをご存知だろうか?

 

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彼の名前は「冥宮の番人」。

通常モンスターをサポートするしがないリンクモンスターである。

今回は彼をテーマにこう、なんかいい感じに語っていこうと思う。

 

 

何故ならこの記事は遊戯王ライターバトル3on3の記事だからである。

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そして彼は我らがチームピーマンに当てられたランダムな10枚のうちの1枚として燦然たる輝きを放っていたからだ。

 

とは言っても別に私個人としてはコイツに思い入れも特に無い。

ましてや皆さんに語ることなどは特に無いし一体何をネタに書けば……ん?

 

 

 

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これだ。

このめちゃくちゃ切れ味悪そうかつ使い勝手の悪そうな剣。

これに注目してみよう。

 

まずパッと見の感想として、「この剣、なんでこんなにギザギザしてるの?」というものが挙げられる。

私自身これほどギザギザした剣はキーブレードくらいしか見た事がない。

 

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とはいえキーブレードは実際のところギザギザしてない方で攻撃を行うので、ギザギザ攻撃の頻度で言えばこのギザギザ剣の方に軍配が上がるだろう。

しかもこのギザギザ剣は両刃がギザギザなのでキーブレードのパワーが100万なら100万+100万200万パワー

いつもの2倍のジャンプで200万×2で400万パワー!!

そして、いつもの3倍の回転を加えれば400万×3でバッファローマン、お前を超える1200万パワー!!!

 

これだけでもはやその有用性は示されたようなものだが、この剣は恐らく「フランベルジュ」に属する剣だろうと思われる。

 

フランベルジュ(flamberge)は、刀身が波打つ剣の総称。


その特殊な刀身が肉を引き裂き止血を難しくするため、一般に殺傷能力が高く、「死よりも苦痛を与える剣」としても知られた。また、現代よりも衛生環境が悪かった時代には、傷口から破傷風などに感染して死亡する例が多かったという。

(Wikipediaより)

 

この引用からも分かる通りこのギザギザが相手に物凄い苦痛を与える役割を持っているらしい。

現実にある剣はこの剣ほど波打ってはおらず、むしろここまでギザギザだと物凄い勢いで刃こぼれしそうなものではあるが。

 

とはいえ、ここでひとつの疑問が浮かぶ。

冥宮の番人がこのような剣を持つ理由は一体何なのだろうか?

「番人」というからには主体は防衛戦である事は想像に難くないが、そうした場合相手の治療を困難にするという戦争においての所謂「殺さずに相手のリソースを削る」戦術は意味をなさない。

「建物内部に侵入されない」事を目的とするならば、相手を速やかに行動不能にした方が確実だからである。

という事は恐らくこの剣には「相手に苦痛を与える」以外の目的があるはずだ。

それは一体何か?

 

 

答えはそう、「威嚇」である。

こんな炎というよりチューリップの葉を重ね合わせたような剣を見て相手はまず初めに、「切られたらめっちゃ痛そう」という感想を抱くはずである。

そんな番人がいるような建物に近付きたいと思う奴が居るだろうか?

答えは「No」だ。

つまりこの剣は戦わずして勝つ、そうした冥宮の番人の信念が表れた剣なのである。

 

そう考えると右手に持っている盾に口が付いている理由も納得がいく。

誰だって盾に口がついている奴に近づくのは嫌だ。私だって嫌だ。

こうしたイカれた奴に近づけるのは精々が盾に火薬を仕込んでドヤ顔できる奴だけである。

 

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そう、つまり冥宮の門番はとても考え抜かれた設定を基にイラストが作られている秀逸かつグレイトフルでロジカルなセンテンスなのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここまで考えた時に、ある疑問が頭をよぎった。

 

遊戯王のカードで1番強そうな武器、なんだろうか?

 

 

下らないとは言うなかれ、これはまさに深遠な問題である。

 

もしも「冥宮の番人」よりも強そうな武器を持っているモンスターがいるならば、そいつは間違いなく「冥宮の番人」の威嚇など気にも留めないはずだ。

なんなら、「冥宮の番人」よりも「番人ポイント」、略してBPが高いのでは無いだろうか。

もしもそんな存在が居たならば、これまで書いた記事が無駄になってしまう。

 

ランダムに選択されたカードについて書くという「ノルマ」が達成出来ていないことになってしまうのである!!

現在時刻は2/28の0:10。

今から記事の内容変更など出来るはずもない。

……こうなれば、「冥宮の番人」よりも強そうな武器を持つモンスターを片っ端からこき下ろしていくしかないだろう。

そうすることでこの記事のクオリティを維持するのである。

 

 

①サイレント・ソードマンLv7

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初手からゴッツイのが来てしまった。

こいつの持っている剣は威圧感がたっぷり。

その上なんか光ってるし先端の方には謎の返しが付いておりケレン味が凄い。

 

なによりも、デカイ。

皆さんはご存知ないかも知れないが、デカイのは強い

ましてやコイツの剣は身長と同じくらいかそれ以上の大きさである。

つまり、サイレント・ソードマンが2人居るのとなんら変わりない。最早レベル7×2で14。

 

 

間違いない。

彼はサイレント・ソードマンLv14だ。

 

 

遊戯王の最大レベルは13のためそれを無言であっさりと越えていく姿勢は尊敬に値する。

「冥宮の番人」のBPが1200万パワーならば、これはもう1400万パワーと言っても過言ではない。

 

 

 

いや、だが待て。

本当にそうだろうか?

コイツの剣は、あくまで剣である。

別にサイレント・ソードマンが2人居るわけではない。

そこには剣を持ったサイレント・ソードマンLv7がドヤ顔しているだけだ。

それなのに唐突にLvが倍になるわけがない。

もしもそんな事を言い出す奴が居たならば相当な馬鹿だろう。

断言できる、コイツは精々BP7くらいだろう。

 

 

②サプレス・コライダー

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これは、イラスト云々ではなくそもそも武器に逸話がついているタイプだ。

なんとこの鉄槌、データを圧縮して作られているらしい。その上誰にも復元出来ないのである。

これは非常に恐ろしい武器である事は確定的に明らか。

きっとそれはもう凄まじい量のデータが集まって鉄槌の形を成しており、その重量も半端ではないのであろう。

何しろ誰にも復元出来ないのだ、あまりの圧縮率に光すらもその方向を変えてブラックホール一歩手前となっているかもしれない。

 

 

 

しかも。

この男はやめておけばいいのにそんな鉄槌を更にブースト加速しているのがイラストから見て取れる。

その危険度は勿論限界突破、BPは2800万パワーはあるはずだ。

 

 

 

だが少し待って欲しい。

鉄槌にデータを圧縮って、何?

データの圧縮というのは、実質的な性質はそのままにデータ量を減らして扱いやすくする事を言う。

武器の素材であるデータ総量をわざわざ減らす意味がどこにあるのだろうか?

というか、復元出来ないように圧縮するのは最早圧縮する意味を失っているし、復元した時に完全に元のデータには戻らない「非可逆圧縮」は割と使われている技術ではあるので別にすごくもない。

勿論ブラックホールなぞ起きようもない。

ということで、最終的なコイツのBPは精々が8だろう。

 

 

③7つの武器を持つハンター

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パッと見ただけで分かる強者のオーラ。

そもそも名前が「7つの武器を持つハンター」という恐ろしい響きを持っている時点でかなりBPが高い。

その上ボウガン、槍、剣、斧、銃、ダガーと6つの武器を持ち、脚には投げ針のようなものを差してマントには大量のダイナマイトが仕込まれている。

7つだっつってんのに携行数が明らかに7つを越えている点も見逃せない。

一体どういうカウントしてるのだろうか?

そもそもダイナマイトを武器と呼んでいいのかという点も含めてそのややこしさも武器にしている可能性があり、歩く武器人間と言って差し支えない。

こんなヤバそうなのは明らかにBP5000万オーバーの化け物であるのは確定であり、今度こそ冥宮の番人には勝ちの目が無い。

 

 

 

いや、だが待って欲しい。

こんなにもダイナマイトを付けていたならば、非常に誘爆しやすいのでは無いだろうか?

その上わざわざマントという燃えやすいものに設置しているのだから尚更である。

このような発想に至る人間は恐らく私だけでは無いはずだ。

一旦この弱点を見抜かれたならばもう7つの武器を持つハンターはどうすることも出来ない。

遠距離から炎を投射され続けるだけで自身の安全のため逃げるしかなくなるのだから。

そうなればBPも1くらいしか無いだろう。

 

やはり調子に乗って盾に火薬を仕込むような事はしてはいけないのである。

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こうして最高の番人は「冥宮の番人」であるということが今ここに証明された。

彼はきっとこれからもたくさんの侵入者を阻み、立派に番人としての役割を続けてくれるだろう。

 

頑張れ、冥宮の番人!

負けるな、冥宮の番人!!

 

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