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【遊戯王Advent Calendar 2023 14日目】遊戯王における「強いデッキ」の持つ要素とは

 

どうも、ターンUだ。

本記事はキャベツ様主催の「遊戯王Advent Calendear」の企画記事14日目となっている。

他記事は以下のリンクからどうぞ↓

adventar.org

 

突然だが皆さんは「強いデッキ」と言われてどのテーマを思い浮かべるだろうか?

OCGをやっている方なら炎王やR-ACE、スネークアイなど、MDをやっている方なら斬機やVS、ピュアリィや烙印などを思い浮かべた方が多いのではないだろうか。

こういった環境デッキにもなりがちな「強いデッキ」たちはいったい何がその強さの原因なのだろうか。今回はそれらの強さの秘密について考察していきたい。

 

①空きスロットの多さ

遊戯王というカードゲームはデッキ枚数の最下限が40枚となっている。それに対して強いといわれるデッキはメインとなるギミックがおおよそ20~25枚程度で完結しているものが多い。メインギミックがコンパクトであるということは残りの枠に好きなカードを採用できるということである。それはメインギミックの弱点を補うカード(例えば増殖するGに対しての墓穴の指名者)であったり他のデッキのメインギミックを否定するカード(ディメンションアトラクターやアーティファクトロンギヌスなど)であったりとデッキの中で対応できる場面を増やすことができる。特にカードゲームの環境は周りのデッキによって大きく左右されるものであり、その環境に合わせてデッキのタイプを変更できる、いわゆる拡張性の高いデッキはそれだけである程度の環境においての立ち位置を得ることができる。

 

②次のターンのリソースを確保できる

これは最近のデッキの特徴であるが、最初のターンでリソースを使い切って妨害を大量に用意するデッキよりも毎ターン次の初動やリソースを用意するデッキの方が環境で台頭しやすくなっている。これは拮抗勝負や冥王結界波、禁じられた一滴などの強力な後攻カードの数が増えたことが要因としてあげられる。後攻カードのパワーが高まると先攻盤面に要求されるパワーも同時に高まることになる。しかし後攻カードを一切寄せ付けないほどまで先攻盤面のパワーを高めるには構築段階において初手にあっても効果を発揮できないカードをデッキに多く採用しなければならなかったり、特定のカードを初手にそろえなければならなかったり、灰流うららなどの妨害に弱かったりなどの致命的なデメリットを抱えることとなる。そうしたデメリットを持つことは初動の安定性の欠如や後攻をとった場合の勝率などの全体的な平均勝率を落とす原因になりやすく、環境を定義づけるデッキにはなりにくい。

 

③相手の妨害に対して強い

デッキの中に同じような役割のカードが多く入っておりどれかが無効になったとしても他のカードを通せば同じ動きができたり、それぞれのギミックが独立しておりどこかで妨害されても他のギミックで妨害を用意できたりなど相手から受ける妨害に対して強い。これは特に強力な手札誘発が多くなり仮に先攻をとったとしても安全に展開を行えるとは言えない現代遊戯王において重視される部分であり、同時に後攻での強さを支える部分にもなっており他の①、②がなくともこの能力さえあれば環境トップにはなれずとも環境で十分に戦っていけるデッキとして認識される。

 

これら3つの要素が私の個人的に考える強いデッキに必要な要素である。

もちろんこれら以外にも「墓地をあまり使用しない(メタカードに引っ掛かりづらい)」だとか「出てくるモンスターの攻撃力がそもそも高い(ライフカットが早い)」など遊戯王においての「強い」要素はたくさんあるが、いわゆる環境トップになるようなデッキ群はおおよそこれら3つの要素は常に満たしていると感じている。

今後新たなテーマを評価するときはこれらの要素をもとに考えてみても面白いかもしれない。

 

 

明日のアドカレは米ココアさんです。