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VFD搭載型幻影オルフェゴールについて

はじめに

 最近オルフェゴールが非常に注目を集めていますが、VFD搭載型は初期から段々と減少傾向にあります。そこで、VFDは個人的に好きなカードであり、もっと色んな人に研究して使って欲しいとおもったので、今回私はVFDを搭載したオルフェゴールの強みと弱みについて書きたいと思います。

 なお、ある程度オルフェゴールの知識がある前提で書きますので、オルフェゴールの効果がわからない方は先に他の方の記事を読んでいただきたいです。

 

目次

・そもそもVFD搭載型とは?

・オルフェゴールのリソース管理

・超融合の存在

VFD搭載型の弱み

 

・そもそもVFD搭載型とは?

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  VFDは①の効果でフィールドのモンスターの属性を変更し、更にその属性のモンスターは場は勿論手札、墓地、除外からでも効果を発動することが出来ず、攻撃もできない、という非常に強力な盤面制圧能力を持っています。相手ターンにスケルツォンで蘇生したディンギルスをラウンチでこいつにすることにより、相手の行動を完全に縛ろう、というのがVFD搭載型のコンセプトになります。

 

・オルフェゴールのリソース管理

 VFD搭載型の利点を説明するためには、まず初めにオルフェゴールのリソース管理について知ってもらう必要があります。

 オルフェゴールは基本的に、メインデッキに入るモンスター(以下NSモンスター)を墓地に送り、除外し展開してEXからモンスター(以下EXモンスター)を出す、という展開を行います。

 この時、NSモンスターはEXモンスターによって除外からデッキに戻すことができるため、基本的に無限といってもいいリソースを得られます。

 しかし、EXモンスターはオルフェゴール単体ではデッキに戻す事ができないため、EXデッキからオルフェゴールモンスターがどんどん減っていくことになります。

 こうなった場合、長期戦になればなるほど必然的にNSモンスターを墓地に送る手段が少なくなり、また除外されているNSモンスターをデッキに戻す手段が減るのでジリ貧になる可能性があります。

 今は転生炎獣や貪欲入り姫などリソースを使い回すデッキが環境に非常に多いため、これはかなり致命的な欠点と言えます。その為、ある程度のリソースを使ってでもどこかで非常に強力なフィニッシャーか、盤面を制圧出来るものを出す必要性が出てきます。

 そこでVFDを採用することによって、そのフィニッシャー兼盤面制圧役をVFDに任せる事ができます。

 

・超融合の存在

 オルフェゴールを使用している場合、基本的に場に闇が残る為、サイドで非常に意識しなければならないカードに超融合があります。この超融合というカードは、オルフェゴール最大のパーミッションカードであるクリマクスを発動できない死に札にしてしまいかねないカードです。

 また、ハリなどが絡まない必要最低限の展開の場合エクストラゾーンにリンク素材に出来ないせいで場から退かしにくいラスティバルディッシュがきます。そのため、プレイング単位でクリマクスを起動可能にしつつ超融合をケアする事は難しい場合があります。

 しかし、ラスティバルディッシュのみを場に残し、バベルスケルツォンでディンギルスを蘇生する体制にする事で超融合をケアする事が出来ます。(バベルとクリマクスを場に両方置くことでもケア出来ますが、それは手札次第の為今回は考えません)

 その場合に、VFDを出す事を可能にしておくことによって、ラスティバルディッシュが除去された後や、相手の手札コストが無くなったと思われるときなどに強力なロックをかける事が出来るようになります。ただし、VFDとラスティバルディッシュを並べた場合超融合で吸われてしまう事は留意しておく必要があります。

 

VFDの弱み

 VFD搭載型の最大の弱みはラウンチをメインデッキに採用する必要がある事です。正直言って、素引きのラウンチは強い場面が殆ど無い為、手札コストとして切るか、ブラフ兼保険として伏せるしかありません。VFDを採用しない多くの人は、恐らくこの点を嫌っているのだと思います。また、EXデッキに枠の余裕があるとは言えない為、ラウンチと共に枠を取らなければならない点も欠点と言えます。

 また、姫に対してVFDはフィニッシャー足り得ない場合があります。そのため、姫相手にはVFDを使わず、EXデッキのVFD枠分減って14枚のEXで戦わなければなりません。姫は未だ環境に無視出来ないほどの数がいるため、これは大きな問題になります。

 もう一つ、先攻展開でVFDルートを選択した場合、墓穴やDDクロウを相手に引かれていた場合に、ディンギルスの蘇生を止められ、霧剣1つ分のみしか妨害がない、ということになってしまうのも大きな欠点の1つです。この点はケア出来る時のみVFDルートを選択するなどのプレイングで回避出来る場合があります。

 

最後に

 長くなったので、最後に簡潔に要点をまとめて終わりたいと思います。

 

VFDかっこいいから使おうぜ!!!

 

読んでいただきありがとうございました。