書きたいこと

書きたいことを書いたり書かなかったりします

オシャレ男子必見!! 猿でも分かる正しい香水の使い方!!

みたいな記事が読みたい。

 

半年ほど前、誕生日プレゼントにとある人から香水を貰った。結構いいヤツ。

それから毎日それを手首および首筋に付けて歩いている。

 

しかし、しかしである。

半年間1度も「香水とか付けてる?」とか「匂い変わった?」などと聞かれない。

これは非常に由々しき問題である。

 

そもそも香水の正しい使い方って、なんだ?

検索してみると、「周りにNioiが広がらない程度の量つける」と書いてある。

 

え、何、ドユコト?

 

香水ってNioiをつける液体じゃないの? 広がったら、ダメなの?じゃあ香水って、何?飲み物?

 

いや、待て、Nioiを広げてはいけないなら、近づければ良いのだ。

幸い私はYu-Gi-Ohをしている。

そう、決闘するとき、「お願いします」と言って抱き着こう。ハグをしよう。なんならそのまま背骨を折ろう。

対戦相手はきっと「あぁ、なんて素晴らしいNioi」と思いながら安らかに絶命することができる。

 

Yu-Gi-Ohのルールとして「対戦相手が絶命などにより決闘続行不可能になった場合勝利扱いとする」というものがある。

私は勝利出来る。対戦相手は安らかに眠ることができる。裁判官は仕事が増えるし、刑務所は空きが一つ減る。社会はベアハッグを唐突に行う狂人を一人排除できる。

良いことづくめである。やろう。必ずやろう。絶対やろう。

 

いや、しかし、その場合お坊さんも仕事が増える。それは危険。お坊さんは非常に危ない。

Obosan is danger.

 

こうなると逆に抱きついていただくしかない。そして手首と首筋をスーハースーハーしてもらうのだ。

 

夜道を歩く私。前から歩いてくる黒ずくめのコートの男。男は唐突に私の首筋の匂いを嗅ぐのだ。スーハースーハーと。まるで、犬のように、嗅ぐのだ。

 

そして、呟く。

 

「君、香水とか、付けてる?」

 

嗚呼

 

 

 

 

すばらしきワンダーランド。